中国ECの状況
2016.08.29
易観智庫のデータによれば以下のグラフのように推移しています。
Q4には『双11』『双12』と呼ばれるECの特別セールが一斉に行われるため、どの年もQ4がピークになります。
経済産業省のデータによれば、2014年の日本のB2C EC市場規模は約12.8兆円。
2014年の時点で日本のおよそ2倍の規模になります。
易観智庫のデータによれば以下のグラフのように推移しています。
EC利用が急激に増えており、EC化率は2008年比で12倍となっています。
日本でもEC利用は日常の事ですが、eMarketerのデータから2015年の各国のEC化率を比べると、
1位:UK(15.6%)、2位:中国(12.0%)、3位:フィンランド(10.4%)、8位:US(7.1%)、10位:日本(5.4%)
となっています。
・国土が広く(日本の約25倍)、都市間格差も未だ大きい
・地方都市などでは店舗網が発達しておらず、配貨が難しい
・沿岸部大都市ではメーカーが負担する販売コストが非常に高い
・インターネットの普及により、情報は瞬時に広がる
・共働き世帯が多い
・宅配品質が大幅に向上してきた
などの理由から、
・利用者側は近所では売っていないからECを利用する
・メーカー側はコスト圧縮できるからECを推進する
EC利用を推進するスパイラルが発生していると思われます。
中里