インバウンド爆買いから越境ECへ(2)
2016.11.21
先週ご紹介したiResearchの報告を念頭においた上で、越境EC大手天猫国際の状況を見てみます。
※以下の数字は9/28計測数値です。
※販売数量の多い順に並べた1ページ目での結果、60アイテム/ページ
まずは、購入意欲が高いとの結果の化粧品関連カテゴリ。
韓国製品が38と63%を占め圧倒しています。9アイテムの台湾が続き、日本製品は5アイテムのみとなっています。
韓国製品が30と50%を占め、17アイテムで日本製品が続きます。
このカテゴリは日本製品52と87%を占めています。
ドイツ製品21で35%、次点でオランダが18で30%を占めています。
日本製品52で87%、次点でアメリカ製品が8で13%を占めています。
オーストラリア製品25で42%、次点でアメリカ製品が20で33%を占めています。
カテゴリ別国別で見ていくと、1強2強のカテゴリが多いようです。
中国人消費者の意識として、カテゴリごとに『○○国製が良い』と言った評価ができあがっているように見えます。
とはいえ、2011年頃までは日本製粉ミルクを使っているという話を良く聞いていたので、この評価も不変のものでは無いと思われます。
中国で正式販売していない商品は広告施策も実施出来ないので、コミュニケーションはクチコミがメインになります。インバウンドでのタッチポイントの他に、中国人留学生などをインフルエンサーにするなど、クチコミでの拡散が期待出来る施策が重要になりそうです。
中里